香典袋

香典袋

香典袋の中身についてはだいたいの相場がわかったところで香典袋の選び方のお話です。スーパー、コンビニ、ホームセンター、文具店、最近では100円ショップなどでも気軽に買えてどこでも手に入りますが、香典袋にもいろいろ種類がありますよね。黒白の水引、双銀の水引、黄白の水引など。

まず、葬儀や法事の際には、一般的な黒白の水引のものを使います。ただし、一周忌までなら黒白の水引きを使いますが、三回忌以降には祖先祭りになるので黒白の水引きを使う必要はありません。

次に双銀といって結びの左右が全て銀色の水引きを目にしたことがありますよね。これも仏事全般に使えるものですが、黒白の水引きのものに比べると少々割高なものなので、中に入れる金額が5万円以上のときなどに使う場合が多いですね。ちなみに香典袋の袋代の相場は、中に入れる金額の1~2%程度といわれます。

さて、黄白の水引についてですが、これも仏事、法事、御布施などに使うのですが、地域性のあるもので、京都などでは葬儀、法要のお香典、寺院へのお布施などに一般的に使われています。京都のほか、北陸地方でも使われますが、精進潔斎を表す京都御所作法とされています。

その他、慶事の際の水引には、金銀、赤白、五色、金赤、紅白などの水引もあります。金銀は主に結婚のお祝や新築などのお祝い事。赤白は慶事全般や贈り物の際。五色は魔よけの意味があるので出産、入学などのお祝、お寺のお祝、お墓の建立のお祝など。

金赤は神社のお札、お正月の門松など。紅白はなかなか目にすることもないと思いますが、皇室への献上物に使われます。紅は玉虫色(濃い松葉色)で、一見すると黒に近い色をしていますが水をつけると赤くなります。さて、水引の歴史をたどってみましょう。

水引の歴史は遥か遠く六世紀末から七世紀前半の飛鳥時代にまでさかのぼります。遣唐使の小野妹子が帰朝した時、唐からの返礼使が携えてきた贈り物に紅白の麻紐が結ばれていました。この麻紐が水引の起源となり、それから宮中での献上品は紅白の麻紐で結ぶ習慣が広がるようになりました。当時は「くれない」と呼ばれ、「みずひき」と呼ばれるようになったのは平安時代に入ってからになり、麻紐であったものが、和紙となったのは室町時代からになるそうです。

さらに庶民の生活に浸透し、現在のように日本独特の文化として定着したのは江戸時代になってからのことなのだそうです。これも日本の生活から生まれてきた大切な文化なのですね。

 
       
       
       
       
       
       
       
       
       

 

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