家族葬で後悔を残すケースとは

家族葬で後悔を残すケースとは

葬儀をするのに遺族にとって一番大切なことは何なのでしょうか。従来の葬儀の場合、一番悲しいはずである喪主が泣きわめき、悲しみをあらわにして心行くまで故人との別れを惜しみ、葬儀を終えたら気持ちもなんだか落ち着いたといえるほど、涙を流すことがあるでしょうか。

通常は、多くの会葬者の手前、人目を気にして涙や感情をこらえて、あいさつや応対に専念するだけの儀式的なもので終わってしまう気がします。そのためか、火葬も済んでいくつかの法要を終えると、後悔の念が残る場合も少なくないようです。もっとこうすればよかった、もっと最期の別れを惜しみたかった。時間や制約の中であわただしくするあまり、葬儀を処理して終わってしまったという後悔の感情があとになればなるほど大きく膨れ上がってしまうのだそうです。でも故人を呼び戻すことは不可能です。後悔してももう一度やり直すことはできないのです。そうならないために家族葬を選ぶという場合も多いのですが、家族葬の場合でも後悔する場面というのがあるそうです。

家族葬は会葬者も少ないことからスタイルを自由に決めやすくなります。そのためいろんなものを排除しすぎたことによる後悔というものが起こる場合があるようです。一番大きな問題で、僧侶を招いて読経を行わなかった場合というのがあります。もともと仏教にもさほど信仰深くはない家庭なのだから無宗教葬ということで、僧侶による読経もせず、家族だけで見送ってあげればそれでいいと選択される場合ですね。納得して行ったつもりだったのに、終わってみればやはり気持ちに区切りがつかず、やってあげた方がよかったのかとひたすら考えてしまい、故人がちゃんと成仏できていなかったのではないかと思いを巡らすようになり、あげくの果てには悪いことが起こると故人の祟りじゃないかと全てのことを結びつけるようになってしまってトラウマへと変貌してしまうのです。「夫がリストラに遭ったし、息子は大学受験に失敗した」「結婚した娘に子供が出来ない」「葬儀のあった辺りから夫婦仲が悪くなり離婚した」など。

どうしても後悔の念を払拭しきれない場合には位牌を持ってお寺へ出向き、お経を唱えてもらうお願いをしてみるのが良さそうです。やり直しのきかない葬儀ですが、突然の場面において全てのことをそんな混乱の中で決めてしまうというのでは何かしら後悔も残るというものですから、やはり生前から家族でよく話し合ってプランを考えておくことは大切な作業なのだと思えます。

 
       
       
       
       
       
       
       
       
       

 

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